「2019年版小学校プログラミング教育導入支援ハンドブック」が発行されました。
このハンドブックは、小中学校の教員や、自治体の教育委員会様に作成されたものです。
小学校でのプログラミング教育は、何の為に、どのようなことが行われるのか、確認することができますので、お子さんをお持ちのお父さん、お母さんや、子どもプログラミングに興味をお持ちの方はぜひご覧ください。
以下、「2019年版 小学校プログラミング教育導入支援ハンドブック」の前書きから引用し、このハンドブックの概要と目次を記載します。
●「はじめに」から
・2020年度の小学校プログラミング教育必修化まで残り1年となり、小学校の先生方がプログラミング教育を実践する際に、すぐに参考にできるような事例を選んで紹介。
・また、各学校におけるプログラミング教育をサポートするためのヒントも掲載。
・中学校の先生方にもご覧いただき、これから小学校でどのようなプログラミング教育の取り組みが行われていくかを確認する資料としてもご活用いただけます。
・プログラミング教育は、児童・生徒の情報活用能力の育成を図りながら、カリキュラム全体のなかでどのように位置づけていくかという視点が重要。
●小学校プログラミング教育が目指す未来
ICTは現代社会の生活基盤のひとつです。
子どもたちが大人になるころの社会は、身の回りの便利な情報機器やサービスは、コンピュータによって支えられている。そこで、世の中を動かす仕組みのひとつであるコンピュータを理解し、上手に活用することが重要です。
「子どもたちの育むべき能力」として「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」があります。
この為の「学習の基盤となる資質・能力」として、「情報活用能力」、「言語能力」がありますが、「情報活用能力」を「プログラミング教育」により育成、深めてゆきます。
「プログラミング教育」により、以下の能力が身につきます。
○プログラミング的思考
・論理的思考
・問題解決能力等
○コンピュータのよさを知り主体的に活用する態度を育む
○教科の学びを深める
子どもたちが大人になり
○ 身につけた「社会を生き抜く力」で活躍できる
○ ICTやAIを活用して新たな問題を解決できる
ことをめざしています。
●「2019年版 小学校プログラミング教育導入支援ハンドブック」目次
・小学校プログラミング教育の円滑な実施に向けて
・プログラミング教育を実践するために 今、知っておきたいこと
・プログラミング教育を普及・促進するための教育委員会の取り組み
・小学校プログラミング教育取り組み事例集
【神奈川県】 横浜市立北山田小学校
5年 算数/多角形と円をくわしく調べよう(正多角形)
【岩手県】 奥州市立水沢南小学校
6年 理科/照度センサで電気の働きを効率よく使おう
【宮城県】 塩竈市立月見ヶ丘小学校
5・6年 外国語活動/「Turn right」 道案内をしよう
【京都府】 京都市立八瀬小学校
2年 音楽/ひょうしをかんじてリズムをうとう
【千葉県】 千葉大学教育学部附属小学校
4年 総合的な学習の時間/安心して使える自動ドアを作ろう
【神奈川県】 相模原市教育センター
指針・授業力・環境整備をベースにプログラミング教育を推進
【神奈川県】 相模原市立南大野小学校
2年 国語/物語文「スイミー」の続きを表現する活動
【茨城県】 つくば市総合教育研究所
コアカリキュラムを中心にすべての小学校で授業を実施
【茨城県】 つくば市立茎崎第三小学校
6年 理科/「電気の利用」 信号機のプログラムを考えよう
・授業で使いやすい教材集
・プログラミング教育がよくわかるキーワード
「2019年版 小学校プログラミング教育導入支援ハンドブック」は、こちら(一般社団法人CONNECT21のサイト内)ダウンロードできます。
キッズシティでは「家族でプログラミングを楽しもう!」をテーマとして、「子どもプログラミング」に関わるニュースをご紹介しています。